発酵の美しさ:日本が酒粕を大切にしてきた理由

日本では古くから、美しさは自然や職人の技、そして移ろう季節と深く結びついてきました。

素朴なお米から、丁寧に育てられる麹まで。日本の発酵には「変化」を大切にする心があります。見慣れたものが、時間と忍耐、そして微生物の働きによって、まったく新しいものへと生まれ変わるのです。

SAKEGLOWのスキンケアの根っこにあるのも、この考え方です。

では、日本の発酵はなぜこれほど興味深いのでしょうか。そして、この伝統的な工程から生まれる成分について、現代の科学は何を教えてくれるのでしょうか。

日本の発酵という技

発酵は何世紀にもわたり、日本の食文化の一部であり続けてきました。

味噌、醤油、日本酒をはじめ、多くの伝統的な食品が微生物の働きに支えられています。

なかでも酒造りは、特に美しい例のひとつです。

酒造りは、米、水、麹、酵母から始まります。麹は蒸した米に麹菌(Aspergillus oryzae)を育てたもので、米のでんぷんを糖に分解する酵素をつくり出します。

その糖を酵母がアルコールに変え、さらにさまざまな変化が重なって、日本酒ならではの個性が生まれます。

多くのお酒と違い、日本酒はでんぷんの糖化とアルコール発酵が同時に進む方法でつくられます。

こうして生まれる日本酒は、ただの飲み物ではありません。職人の技、微生物の働き、そして代々受け継がれてきた知恵の結晶です。

酒粕とは?

発酵を終えたもろみは搾られ、液体の日本酒と、残った固形分とに分けられます。

この固形分が「酒粕」です。

酒粕は昔から日本の台所で大切にされ、粕汁などの汁物、漬け床、漬物、甘酒のような温かい飲み物に使われてきました。

捨てられることなく、新たな役割を見つけてきた素材なのです。

酒粕には、米・麹・酵母に由来するたんぱく質、アミノ酸、ペプチドなどが含まれます。その成分は、造り方や加工の方法によって異なります。

SAKEGLOWにとって酒粕は、素材への敬意、資源を大切に使う心、そして発酵がもたらす変化への感謝を象徴する、意味のある存在です。

発酵と肌の関係

私たちの肌は、生きている複雑な器官です。

肌のいちばん外側の層は、外部環境から体を守りながら、水分が逃げすぎないように働いています。このバリアを保つことが、心地よく健やかに見える肌の土台になります。

化粧品科学の分野では、発酵由来の成分について、その化学的な組成や、スキンケア製品の中で果たしうる役割が研究されています。

発酵によって、大きな分子が分解されたり、新しい化合物が生まれたりして、素材の組成が変わることがあります。

ただし、発酵させた成分がすべて同じように働くわけではありません。

その性質は、微生物の種類、元になる素材、加工の条件、配合濃度、そして最終的な処方によって変わります。

「発酵しているから肌に良い」とは限らないのです。

私たちは、この違いを大切にしています。

SAKEGLOWは、伝統的な素材に敬意を払いながら、科学的な好奇心も持ち続けたいと考えています。

α-EGについて

日本酒に含まれる成分の中でも特に興味深いのが、エチルα-D-グルコシド、通称「α-EG」です。

研究者たちは、α-EGとヒト皮膚線維芽細胞との関わりを調べてきました。線維芽細胞は、コラーゲンをはじめとする、肌の細胞外マトリックスの成分をつくる細胞です。

2017年に学術誌Bioscience, Biotechnology, and Biochemistryに掲載された実験室での研究では、特定の実験条件のもとで培養細胞をα-EGに触れさせたところ、線維芽細胞の働きとI型コラーゲンの産生に変化が見られたと報告されています。

科学的に興味深い結果ですが、日本酒由来のスキンケア製品を肌に塗れば、実際の肌で同じ変化が起こることを示すものではありません。

細胞を使った研究は、成分を理解するための初期段階です。製品として何ができるかを示すには、完成した処方での臨床試験が必要です。

私たちにとってこの研究は、これからも学び続けるためのきっかけです。

日本の伝統から、YuBi Glow Serumへ

SAKEGLOWオリジナルのYuBi Glow Serumは、日本の発酵から着想を得た成分と、現代の化粧品処方をひとつにした美容液です。

熟成酒粕エキスと、アルコールフリーの日本酒由来エキスを配合し、毎日のスキンケアに使いやすい軽やかな美容液として生まれました。

ヒアルロン酸Naなど、おなじみのスキンケア成分も配合しています。

私たちの想いはシンプルです。心地よく使えて、うるおいを支え、肌をやわらかくなめらかに感じさせてくれる美容液をつくること。

YuBiの根底には、日本のものづくりと同じ考え方があります。丁寧に選ぶこと、細部まで気を配ること、そして工程を大切にすること。

YuBiは、伝統と現代のケアが出会う場所だと考えています。

毎日の美の習慣

複雑なスキンケアや目まぐるしく変わるトレンドがあふれる今、日本の美容の伝統は、また違った視点を与えてくれます。

ケアは、手の込んだものでなくてもいいのです。

洗顔をして、丁寧に処方された美容液をなじませ、自分自身とつながるひとときを持つ。そこから始められます。

スキンケアは、実用的でありながら意味のあるものになれると私たちは考えています。科学的な理解を道しるべにしながら、シンプルな毎日の習慣を楽しむ余白も大切にしたいのです。

日本の発酵美容のこれから

現代の科学は、発酵由来成分の化学的・生物学的な性質を今も研究し続けています。

有望な結果もあれば、まだ初期段階のものもあります。

この分野の面白さは、奇跡のような効果を約束することではありません。身近な素材をより深く理解できることにあります。

SAKEGLOWは、日本のものづくりの知恵と、現代のスキンケア科学の可能性から刺激を受けています。

私たちの考え方は、これからも変わりません。

Japanese fermentation beauty, where tradition meets modern care.
伝統と現代のケアが出会う、日本の発酵美容。


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SAKEGLOWオリジナルの日本の発酵から着想を得た美容液、YuBi Glow Serum。この考え方を毎日のスキンケアに取り入れてみませんか。

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参考文献・関連情報

  1. 日本酒造組合中央会 (Japan Sake and Shochu Makers Association). How Is Sake Made?(英語)
    japansake.or.jp/sake/en/basic/how-is-sake-made/
  2. 日本酒造組合中央会 (Japan Sake and Shochu Makers Association). Sake Brewing Processes and Flavor(英語)
    japansake.or.jp/sake/en/professional/sake-brewing-processes-flavor/
  3. 日本酒造組合中央会 (Japan Sake and Shochu Makers Association). Healthy Drinking: The Health Benefits of Sake(英語・酒粕の成分と伝統的な使い方)
    japansake.or.jp/sake/en/topic/quick-guides/healthy-drinking-the-health-benefits-of-sake/
  4. Bogaki T, Mitani K, Oura Y, Ozeki K. Effects of ethyl-α-D-glucoside on human dermal fibroblasts. Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry. 2017;81(9):1706–1711.
    doi.org/10.1080/09168451.2017.1353400

科学に関する注記:成分の研究、細胞を使った研究、伝統的な使われ方は、完成したスキンケア製品の臨床的な効果を証明するものとして解釈すべきではありません。